YouTubeを始めると、動画は何分くらいがいいのか必ず迷います。
長すぎると見てもらえず、短すぎると物足りない気もする。
実のところ、すべてに当てはまる正解の長さはありません。
長さの正解は、テーマや見る人によって動くものです。
大切なのは、何分かではなく、最後まで見てもらえるかどうかです。
数字を追う前に、まず考え方から押さえておきましょう。
何分が良いかと悩むより、まず一本出してみることです。
長さに振り回されないための見方を、ここでお伝えします。
大事なのは長さより、最後まで見られるか
YouTubeが重視するのは、動画の長さそのものではありません。
どれだけの人が、最後まで見てくれたかを大切にします。
この見られ続けた割合を、視聴維持率と呼びます。
半分の人が早々に抜ければ、その維持率は低い。
この数字は管理画面で確認でき、次の改善の手がかりになります。
途中で離れる人が多い動画は、だんだんおすすめされにくくなる。
逆に最後まで見てもらえる動画は、次々と広がっていきます。
長く作ることが、そのまま正解になるわけではありません。
短くても、最後まで見られる動画の方が強い。
数字を一喜一憂の材料にせず、改善のヒントとして読みます。
まずは、この維持率という考え方を頭に置いておきましょう。
正解の長さは、内容によって変わる
ちょうどいい長さは、動画の中身によって変わります。
伝えたいことが少なければ、短くまとめた方が見やすい。
逆に内容が濃ければ、ある程度の長さがあっても見られます。
三分でしっかり見られる動画は、十五分で離脱される動画に勝ります。
長いほど価値があるという思い込みは、いったん捨てた方がいい。
あれもこれもと詰め込みすぎても、見る人は途中で疲れてしまいます。
五分の動画でも、中身が薄ければ長すぎに感じられます。
見る人が満足を決めるのは、時間ではなく中身の濃さです。
内容に対して、長すぎも短すぎもしない長さを探ります。
見る人の集中が切れる前に、伝え終えるのが理想です。
その物差しは、分数ではなく中身そのものにある。
短い動画と長い動画、役割が違う
動画には、短いものと長いものがあります。
縦型の短い動画が得意なのは、まだ知らない人に見つけてもらうことです。
たくさんの人の画面へ、動画が自動で次々に流れていきます。
すきま時間に、気軽に流し見してもらいやすいのが強みです。
一方で横長の長い動画は、じっくり伝えるのに向いています。
商品の使い方や、自社の考え方を深く知ってもらえます。
短い動画はきっかけ、長い動画はその先を支える役目です。
短い動画で出会い、長い動画で信頼を深める。
自社がどちらを優先すべきかは、何をしたいかで決まる。
二つは、役割の違う別々の道具だと考えます。
用途が違うので、片方だけで十分ということは少ない。
どちらが上ということはなく、組み合わせて使うものです。
始めるなら、短めの方が続けやすい
これから始めるなら、短めの動画から入るのがおすすめです。
短い方が、撮影の手間も編集の負担も軽くて済みます。
見る側も、短い動画なら気軽に最後まで付き合いやすい。
最後まで見られれば、維持率も自然と上がっていきます。
いきなり長い動画に挑むと、途中で力尽きてしまいます。
作り込んでも、間延びして離脱を招くことが多いからです。
短く作って、まず一本を完成させる達成感が大切です。
短い動画を何本も出す方が、作り手としての経験も早くたまります。
短い成功体験を積むほど、長い動画にも自信を持って挑める。
慣れてきてから、少しずつ長い動画に広げていきます。
見続けられる動画は、密度が高い
最後まで見られる動画には、ある共通点がある。
それは、無駄がなく中身がぎゅっと詰まっていることです。
長い前置きや、同じ話の繰り返しは離脱を招きます。
見る人は、結論や役立つ部分を早く知りたがっています。
だらだらと引き伸ばすほど、途中で離れていく。
特に最初の数秒で、見続けるかどうかが決まります。
出だしで結論をちらりと見せると、続きが気になってきます。
出だしで、この動画は面白そうだと感じてもらう必要がある。
冒頭で何の動画かを伝えると、見る人は安心して残ります。
余計な部分をそぎ落とすほど、見る人は最後まで残ります。
中身を濃くすることが、長さの悩みそのものを解いてくれる。
長さは、目的に合わせて決める
長さの決め方を、最後に整理しておきます。
長さは、動画の目的から逆算して決めるのが基本です。
ひとつのコツを伝えるだけなら、短い動画で十分です。手順をひとつずつ説明するなら、中くらいの長さが向いています。
深く掘り下げる話のときだけ、長めにする価値が出てきます。
規定の長さに合わせて、中身を水増しするのは本末転倒です。
目的をはっきりさせれば、必要な長さは自然と見えてくる。
長さは中身に従うもので、その逆ではない。
投稿後は、どこで離脱されたかのグラフを見ておきます。
離脱の多い場所を見つけて削れば、次はもっと見られる動画になる。
頭の中だけで完璧な長さを探すより、出して直す方が早い。
何本か試すうちに、自社に合う長さの感覚がつかめてきます。
完璧な長さを探すより、出して直す方が早く近づけます。

