投稿にいいねが1,000件ついた。
シェアもたくさんされた。
フォロワーも一気に増えた。
なのに、問い合わせは1件も来なかった。
こういう経験をした企業の担当者から、よく話を聞きます。
バズったのに何も起きなかった、という感覚は、SNS運用をしている人なら一度は味わったことがあるかもしれません。
これはバズり方が足りなかったわけでも、運が悪かったわけでもありません。
バズる投稿と売上につながる投稿は、そもそも目的がまったく違うのです。
バズる投稿が狙っているのは「広さ」、売れる投稿が狙っているのは「深さ」
バズる投稿の目的は拡散です。
できるだけ多くの人に見てもらうこと、シェアしてもらうこと、保存してもらうこと。
そのために「誰にでも刺さる内容」を作ります。
誰にでも刺さるということは、裏を返せば「特定の誰かに深く刺さらない」ということです。
見た人が「いい情報だな」と感じても、その会社に依頼しようとはなりません。
バズった投稿の先に購買行動が生まれにくいのはこのためです。
売れる投稿はまったく逆の発想です。
広く拡散しなくていい。
届けたい相手にだけ深く刺さればいい。
「この会社なら自分の悩みを解決してくれそうだ」と感じてもらえることが目的です。
リーチは少なくても、見た人が行動を起こしやすい投稿を作ることが重要です。
バズった投稿のあとに何が起きているか確認していますか?
バズった投稿が成果につながらない原因のひとつに、その先の導線が整っていないことがあります。
投稿を見て興味を持った人が次に何をするか。
プロフィールを見に来る、リンクをタップしてサイトに来る、問い合わせる。
この流れがスムーズに設計されていないと、どんなにバズっても成果にはつながりません。
バズった直後にプロフィールへのアクセスが増えているかどうか、サイトへの流入が増えているかどうか。
こういった数字を確認することで、投稿の先の導線に問題があるのかどうかが見えてきます。
バズったのに何も起きなかったと感じている場合、投稿自体ではなくその先の設計を見直すことが先決です。
そもそも、誰に見てほしい投稿でしたか?
バズる投稿を作ろうとするとき、多くの人が「できるだけ多くの人に届けたい」と考えます。
でもその発想が、成果につながらない投稿を生み出す原因になっていることがあります。
届けたい相手が曖昧なまま作った投稿は、誰にでも刺さる代わりに誰にも深く刺さりません。
見た人が「自分ごと」として感じられない投稿は、いいねはついても行動につながりません。
投稿を作る前に「この投稿を見てほしいのは誰か」を明確にすることが重要です。
ターゲットが具体的であればあるほど、その人には深く刺さります。
1万人に薄く届くより、100人に深く届く投稿のほうが、ビジネスの成果につながりやすいのです。
バズを狙うことと、成果を狙うことは両立できる
バズる投稿を作ってはいけない、ということではありません。
認知を広げるためにバズを狙うことは有効です。
ただし、バズらせることと成果を出すことは別々に設計する必要があります。
認知を広げるための投稿と、問い合わせや購買につながる投稿を、目的別に使い分けること。
バズった投稿でプロフィールに来た人が、次のアクションを起こしやすい設計になっていること。
プロフィールからサイトに来た人が、問い合わせや購買につながる導線になっていること。
この3つが揃って初めて、バズが成果につながります。
バズることを目的にするのではなく、バズをビジネスの成果につなげる設計を意識してみてください。
バズっても何も起きないと感じたら、見直すのは投稿ではなく設計です
バズったのに成果が出なかったとき、多くの人が投稿の内容を見直そうとします。
もっといい写真を撮ろう、もっと有益な情報を書こう。
でも本当に見直すべきは、投稿の先にある設計です。
プロフィールは訪問者に自社の価値を伝えられているか。
リンク先のページは問い合わせや購買につながる内容になっているか。
ターゲットは明確になっているか。
バズる投稿を作る力がある会社が成果を出せていないとしたら、それは設計の問題です。
投稿の質を上げることに集中する前に、まずここを確認してみてください。

