同じ投稿でも、最初の一行で読まれ方が変わる

時間をかけて書いた投稿が、なぜか読まれない。

そんな経験はないでしょうか。

中身は悪くないのに、途中で読むのをやめられてしまう。
その原因は、最初の一行にあるかもしれません。

投稿が読まれるかどうかは、書き出しの一行で決まります。
今回は、その大切さと書き方をお伝えします。

目次

人は「最初の一行」で読むかを決めている

SNSの投稿は、最初から全部が見えるわけではありません。

多くの場合、最初の一行か二行だけが表示され、続きは「もっと見る」を押さないと読めません。

つまり、その最初の一行で興味を持てなければ、読者は続きを開かずに通り過ぎます。

どんなに本文が良くても、入り口で素通りされれば、存在しないのと同じです。

最初の一行は、本文へと読者を引き込む扉です。
この扉をどう開けるかで、投稿の運命が変わります。

やりがちなのは「あいさつから始める」失敗

読まれない投稿には、共通したパターンがあります。

あいさつだけで始めてしまうことです。

気持ちは分かります。
でも、流れていくタイムラインの中で、ありきたりなあいさつは読者の心に何も引っかかりません。

他の投稿と同じ書き出しでは、その他大勢に埋もれてしまいます。

貴重な最初の一行を、あいさつで消費するのは、もったいない使い方なのです。

書き出しは「読者の心の声」から始める

では、どう書き始めればいいのか。

効果的なのは、読者が心の中で思っていることを、代わりに言葉にすることです。

たとえば、何かに悩んでいる人に向けてなら、その悩みをそのまま一行目に置きます。

いつも同じ失敗を繰り返してしまう、と書かれていれば、当てはまる人は自分のことだと感じ、思わず続きを読みたくなります。

自分に関係があると感じた瞬間、人は足を止めます。
読者の頭の中をのぞくように書くことが、引き込む第一歩です。

「問いかけ」で、思わず考えさせる

もう一つ効果的なのが、問いかけで始める方法です。

人は、問いを投げかけられると、つい頭の中で答えを探してしまいます。

なぜ、あの店はいつも混んでいるのか。
こう問われると、理由が気になって続きを読みたくなります。

大切なのは、読者が自分ごととして考えたくなる問いを選ぶことです。

ありきたりな問いでは、心は動きません。
読者が思わず立ち止まる問いを、一行目に置いてみてください。

「数字」や「意外な事実」で、目を引く

具体的な数字や、意外な事実も、書き出しに向いています。

ぼんやりした表現より、はっきりした数字のほうが、目に留まります。

9割の人が知らずに損をしている、と言われると、自分は大丈夫だろうかと気になります。

あるいは、常識とは逆のことを示すのも効果的です。

頑張るほど成果が遠ざかることがある、という予想を裏切る一行は、続きへの興味をかき立てます。

ただし、煽りすぎは禁物

書き出しを工夫するうえで、一つ注意があります。

興味を引きたいあまり、内容と合わない大げさな一行をつけないことです。

衝撃の事実とあおっておいて、中身が伴わなければ、読者は裏切られたと感じます。

一度がっかりさせると、次からは読んでもらえなくなります。

書き出しは、あくまで本文への正直な入り口です。
中身に見合った一行で、誠実に引き込むことが、長く読まれ続ける秘訣です。

一行目だけでなく「見た目」も効いている

最初の一行と並んで、投稿全体の見た目も読みやすさを左右します。

文章がぎっしり詰まっていると、それだけで読む気が失せてしまいます。

適度に改行を入れ、一文ごとに余白を作る。
それだけで、ぐっと読みやすくなります。
スマホの小さな画面では、この余白の有無が読了率を大きく変えます。

長い文章を一気に書くのではなく、短く区切って、息継ぎできる隙間を作る。

内容が同じでも、読みやすく整えるだけで、最後まで読んでもらえる確率は上がります。
一行目で引き込み、見た目で読み進めてもらう。
この二つはセットで効いてきます。

まずは「一行目だけ」を見直してみる

ここまで読んで、難しく感じる必要はありません。

全部を変える必要はないのです。

まずは、いつもの投稿の一行目だけを、見直してみてください。
ありきたりなあいさつになっていないか。読者の心に引っかかる言葉か。

その一行を変えるだけで、同じ本文でも読まれ方は大きく変わります。

本文を磨くのと同じくらい、最初の一行に心を配る。
その意識が、投稿の成果を静かに引き上げていきます。

目次