社員にSNSを手伝ってもらうとき、気をつけたいこと

SNSの運用を一人で抱え込み、手が回らなくなっていませんか。

そんなとき、社員に手伝ってもらうのは自然な選択です。

ただ、何の準備もないまま任せると、思わぬトラブルにつながることもあります。
よかれと思って任せたことが、かえって悩みの種になることもあるのです。

今回は、社員にSNSを手伝ってもらうとき、気をつけたいことをお伝えします。

目次

まず「何を任せるか」を決める

社員に手伝ってもらうとき、最初にやるべきことがあります。

任せる範囲をはっきり決めることです。

撮影だけを頼むのか、投稿文の作成まで任せるのか。
あるいはお客様への返信まで含めるのか。
この範囲を決めておく必要があります。

ここがあいまいなまま「適当にやっておいて」と丸投げすると、社員は何をどこまでやればいいか分かりません。

任せる範囲を具体的に伝える。
それが、スムーズに手伝ってもらう第一歩になります。

発信していい内容の「線引き」を共有する

任せる範囲が決まったら、次に大切なのが内容の線引きです。

会社として何を発信してよく、何がいけないのか。
それを事前に共有しておきます。

たとえば社外秘の情報や、お客様が写り込んだ写真の扱い。
こうした判断は人によって感覚が違います。

線引きを伝えないまま任せると、悪気なく不適切な投稿をしてしまう恐れがあります。

守ってほしいことを最初に言葉にする。
それが、後のトラブルを防ぎます。

「会社の発言になる」と意識してもらう

手伝う社員に、必ず持ってもらいたい意識があります。

自分の投稿が、会社の発言として見られるということです。

個人のアカウントなら許される軽い冗談も、会社のアカウントでは違って受け取られます。
一つの投稿が会社全体の印象を左右することもあります。

この重みを理解しているかどうかで、投稿への向き合い方が変わります。

気軽さは大切にしつつ、看板を背負う自覚も持ってもらう。
その両立を伝えておきたいところです。

「トーン」をそろえる工夫をする

複数の人が投稿に関わると、ある問題が起きます。

投稿の雰囲気がバラバラになってしまうことです。

ある人は丁寧な敬語、別の人は砕けた口調。
トーンが揃わないと見ている人は戸惑い、アカウントの印象もぼやけます。

これを防ぐには、お手本になる過去の投稿をいくつか共有するのが有効です。

こういう雰囲気で書いてほしいと具体例で示せば、言葉で説明するより早く伝わります。

一人で抱え込まない「チェックの仕組み」

社員に任せるとき、投稿前のチェックは欠かせません。

ただ、これは粗探しのためではありません。

投稿を公開する前に、もう一人が目を通す。
それだけで誤字や不適切な表現を未然に防げます。
手伝う社員にとっても、確認してもらえる安心感につながります。

完璧を求めて萎縮させるのは逆効果です。

気軽に投稿でき、かつ大きなミスは防げる。
そのバランスの取れた仕組みを整えることが大切です。

任せたら「細かく口を出しすぎない」

線引きやトーンを共有したら、次は思いきって任せることです。

一つひとつに細かく口を出すと、社員は萎縮します。

言われた通りにやるだけになり、自分で考える面白さも失われます。
それでは手伝ってもらう意味が半減します。

大きな方向性さえ外れていなければ、細部は本人に委ねる。

任せて、見守る。
その姿勢が社員の主体性を育て、運用を長続きさせます。

「手伝う時間」も仕事として認める

任せるうえで、見落とされがちな点があります。

SNSにかける時間を、きちんと仕事として認めることです。

本業の合間に片手間でやっておいて、という扱いでは、社員は割ける時間を持てません。
投稿の質も上がりようがありません。

週に何時間かを、SNS運用の時間として正式に確保する。

手伝いではなく、れっきとした業務として位置づける。
その姿勢が、社員の本気の関わりを引き出します。

担当者が辞めても困らない形にする

任せるときに、もう一つ考えておきたいことがあります。

その社員が辞めても、運用が止まらないようにすることです。

一人だけに任せきりにすると、その人がいなくなった途端、ノウハウもパスワードも分からず立ち往生します。

アカウントの情報は会社で共有し、投稿の進め方も簡単に書き残しておく。

特定の誰かに依存しない形にしておけば、人が変わっても運用は続いていきます。

手伝ってくれたことに「感謝を伝える」

最後に、忘れてはいけないことがあります。

手伝ってくれた社員に、きちんと感謝を伝えることです。

SNSの運用は、地味で根気のいる作業です。
その努力を当たり前と思われると、手伝う意欲は失われていきます。

投稿が伸びたときは一緒に喜び、うまくいかないときはねぎらう。

こうした日々のひと声が、社員のやりがいを支えます。

その積み重ねが社員の前向きな関わりを引き出し、チームでの運用を支えていきます。

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