フォロワーは順調に増えている。
投稿への反応も悪くない。
それなのに、問い合わせや売上にはつながらない。
そんなもどかしさを、感じていないでしょうか。
フォロワーが増えても成果が出ないのには、はっきりした理由があります。
そして、その多くは打ち手で変えられます。
今回は、その原因と対策を整理します。
フォロワーが増えること自体は、ゴールではない
まず、大前提を確かめておきます。
フォロワーを増やすことは、手段であって目的ではありません。
本当のゴールは、その先にある問い合わせや購入です。
フォロワー数は、そこへ向かう途中の一つの指標にすぎません。
ところが、数が増えると、それ自体が目的のように感じてしまいます。
増えた数字に満足して、肝心の成果から目が離れていないか。
まず、そこを見直す必要があります。
原因①「興味の薄いフォロワー」が増えている
成果につながらない、よくある原因があります。
集まっているのが、商品に興味のないフォロワーであることです。
たとえば、面白さだけを狙った投稿で集めた人たち。
楽しんではくれても、商品を買う気がある層とは限りません。
数は増えても、見込み客でなければ問い合わせは生まれません。
誰に向けて発信しているのか。そこがぶれると、関係のない人ばかりが集まってしまいます。
原因②「次の行動」への案内がない
もう一つ多いのが、導線の不足です。
投稿は良くても、その先への案内がないのです。
興味を持った人が「もっと知りたい」と思っても、どこへ行けばいいか分からない。
問い合わせ先も、ホームページへのリンクもない。
これでは、せっかくの興味が行き場を失います。
投稿で心を動かしたら、次にどう動けばいいかを示す。
その案内があって初めて、成果につながります。
原因③「売る」気配がまったくない
意外に見落とされがちな原因があります。
商品やサービスの話を、一切していないことです。
売り込みを嫌うあまり、役立つ情報だけを発信し続ける。
それ自体は良いのですが、何を売っているかが伝わらなければ、お客様は問い合わせようがありません。
そもそも何屋なのかが伝わらず、ファンのまま終わってしまうのです。
信頼を築くことと、商品を伝えることは、両立できます。
押し売りにならない形で、自社が何を提供しているかを、ときには伝える必要があります。
「ファン」と「お客様」は違うと知る
ここで、大切な区別があります。
フォロワーには、ファンとお客様の二種類がいることです。
投稿を楽しんでくれるファンは、ありがたい存在です。
でも、ファンが必ずしも、お金を払うお客様になるとは限りません。
この二つを混同すると、数字に一喜一憂してしまいます。
ファンを大切にしつつ、その中からお客様へと進んでもらう。
その流れを意識することが欠かせません。
「投稿」から「問い合わせ」までの道を作る
成果を出すには、一本の道を作る発想が役立ちます。
投稿で知ってもらい、信頼を育て、問い合わせへ導く。
この流れを設計するのです。
ふだんの投稿で価値を伝え、興味を持った人をプロフィールへ。
そこからホームページや問い合わせ先へとつなげる。
一つひとつの段差をなくし、滑らかな道にしておく。
その道が整っているほど、フォロワーは自然とお客様へと進んでくれます。
「問い合わせの壁」を低くする
問い合わせが増えない原因が、その手前にあることもあります。
問い合わせること自体の、ハードルが高い場合です。
かしこまった問い合わせフォームしかないと、人は身構えてしまいます。
ちょっと聞いてみたいだけなのに、と感じて離れていくのです。
気軽にメッセージを送れる窓口を用意しておく。
小さな質問でも歓迎する姿勢を見せる。
その一手間で、最初の一歩を踏み出してもらいやすくなります。
「すぐ買わない人」との関係も育てる
今すぐ問い合わせない人を、切り捨てないことも大切です。
多くの人は、知ってすぐには動きません。
いいなと思っても、必要になるのは数ヶ月先かもしれない。
その間も発信を届け続けることで、いざというときに思い出してもらえます。
今すぐの一件だけを追うと、未来のお客様を逃します。
すぐ動かない人とも、ゆるやかにつながり続ける。
その積み重ねが、後からじわじわと成果になって返ってきます。
数より「誰が見ているか」に目を向ける
最後に、見るべき視点を変える話です。
フォロワーの数そのものより、誰が見ているかが大切です。
たとえ千人でも、商品に関心のある人が見ているアカウントは、確実に成果を生みます。
逆に一万人いても、関係のない人ばかりなら、売上にはつながりません。
追うべきは、数の大きさではなく、中身の濃さです。
本当に届けたい相手に届いているか。
そこに目を向けて発信を見直すことが、成果への一番の近道になります。

