SNSの投稿を続けていると、必ずぶつかる壁があります。
今日は何を投稿しよう、というネタ探しです。
パソコンの前で頭を抱え、時間だけが過ぎていく。
そんな経験はないでしょうか。
でも投稿のネタは、わざわざひねり出すものではありません。
実は毎日のお客様との会話の中に、いくらでも眠っています。
今回はその具体的な拾い方をお伝えします。
お客様の「質問」は、ネタの宝庫である
投稿のネタを探すとき、まず思い出してほしいことがあります。
お客様からよく聞かれる質問はないでしょうか。
同じ質問を何度も受けるのは、それだけ多くの人が同じことで悩んでいる証拠です。
その答えを投稿にすれば、確実に誰かの役に立ちます。
あなたにとって当たり前のことが、お客様には知りたい情報なのです。
専門家には常識でも、一般の人には新鮮な知識はたくさんあります。
日々の質問は、そのまま投稿のテーマになります。
雑談や世間話の中にも、ヒントが隠れている
ネタになるのは、かしこまった質問だけではありません。
ふとした雑談の中にも、たくさんのヒントがあります。
お客様がもらした何気ない一言。
困っていることや、ちょっとした願望。
そうした生の声には、本音が表れています。
かしこまったアンケートより、雑談のほうが本心の見えることもあります。
お客様との何気ないやり取りに、耳をすませてみてください。
次の投稿のきっかけは、案外そこに転がっています。
「つまずき」に注目すると、深いネタが見つかる
もう一歩踏み込んだネタ探しの方法があります。
お客様がどこでつまずいているかを見ることです。
商品の使い方を間違えていた。サービスの内容を誤解していた。
そうしたつまずきは、説明が足りていないサインです。
つまずきを一つずつ解消する投稿は、とても親切なコンテンツになります。
お客様が引っかかりやすい点を先回りして伝える。
それが信頼される発信につながっていきます。
「お客様の言葉」をそのまま使う
会話をネタにするとき、もう一つ意識したいことがあります。
お客様が使った言葉を、そのまま生かすことです。
私たちはつい専門用語で語ってしまいがちですが、お客様は違う言い回しでその悩みを表現しています。
その生の言葉を投稿に使うと、同じ悩みの人が見つけやすくなります。
お客様が検索するのも、専門用語ではなく日常の言葉です。
会話で出た表現は、届く投稿を作るヒントになります。
会話を「メモする習慣」をつくる
お客様との会話は、その場でメモする習慣をつけましょう。
いいネタに気づいても、人は驚くほどすぐに忘れてしまいます。
あのとき何を聞かれたか、後から思い出そうとしても出てきません。
スマホのメモ帳に、一行だけ書き留めておく。
それで十分です。
小さなメモが積み重なれば、ネタ切れとは無縁の、自分だけのネタ帳ができあがります。
会話から生まれた投稿は、なぜ心に響くのか
お客様の会話を元にした投稿には、ある強みがあります。
それは、リアルであることです。
頭の中だけで考えた投稿は、どこか一般論になりがちです。
実際のお客様の声から生まれた投稿には、確かな手ざわりがあります。
同じ悩みを持つ人が読めば、これは自分のことだと感じます。
机上で作った言葉より、現場から拾った言葉のほうがずっと深く人の心に届きます。
一人で抱え込まず、現場の声を集める
社員のいる会社なら、さらにできることがあります。
お客様と接する社員から、声を集めることです。
経営者が直接聞ける話には限りがありますが、現場の社員は日々たくさんのお客様の言葉に触れています。
最近お客様に何を聞かれたか、社員に尋ねてみてください。
自分一人では気づけなかったネタが、次々と集まってきます。
現場の声は、組織にとっての貴重な財産です。
投稿への「反応」も、次の会話につながる
会話はネタの源であると同時に、投稿の先にも生まれます。
投稿に寄せられたコメントや質問のことです。
ある投稿に質問が来たら、それはさらに知りたい人がいる合図です。
その質問に答える投稿が、次のネタになります。
こうして会話と投稿が、互いを呼び合うようになります。
発信が一方通行で終わらず、お客様との対話として続いていく。
その循環が、尽きないネタを生み続けます。
ネタ探しは「探す」から「拾う」へ
ここまでをまとめると、考え方そのものが変わってきます。
ネタは、ひねり出すものではなく拾うものです。
お客様との会話に意識を向けるだけで、ネタは向こうからやってきます。
机の前で苦しむ必要は、もうありません。
大切なのは、特別なことを探そうとしないことです。
日々のやり取りの中にある、ありふれた一言。
そこにこそ、お客様が本当に求めている投稿の種が隠れています。
無理なく続けられて、しかもお客様に喜ばれる。
会話を起点にした発信は、そんな理想に近い形なのです。

